2009年12月3日

執刀日

かわいい犬、猫ときて今日はブタ。
とはいえ、写真はやっぱり無理そうだ。

魚を3枚にさばけないどころか、
釣った魚を触れない、という有様の私が
イヤだ嫌だと思っていたこの日がやってきた。

廊下まで漂う異臭、
バケツの中、無造作に投げ込まれ顔を出すのは、、


こぶた。


嗚呼、何とも言えないあの心の準備が出来てない状態で、
目にしてしまった、しわくちゃのこぶた。
頭痛との闘い、バイオロジークラスのLab1時間。
「Fetal Pig Dissection」

そう。哀れなこぶたは30センチほどのFetal=胎児。
別段ベジタリアンではないけれど、Animal Rights には賛同
するし、PETAやWWFの活動のいちサポーターではある。
栄養ホルモンで成長を加速させられる動物たちや、
ファッションの為に皮を剥がれる動物たち。
人間のエゴは醜い。
胎児である実験用のこぶた達のはっきりした
入手法は分からないのだけれど、察するところ食用の雌豚の
体内から出てきた,産まれるはずだったこぶただろうか。。
嗚呼、考えただけでも気が滅入る。
なんだって、別に医者を目指す医大生でもない私たちが
腹を切り開いて、臓器を確認する必要があろうか!!!
腹はたつし、気持ち悪し、匂いは凄いし、
さらにはクラスメートがイスラム女子なのだ。

学校にいるMuslimの中でも、彼女は際立って信仰深い。
他の子のように、カラフルな色は纏わないし、
夏だろうが露出部分は、目、のみだ。
もちろん豚を食べない宗教なのだから、
触るなんてもってのほか。気が滅入りすぎてふて寝中。
解剖後、ロシアンの教授に叱られるが宗教的理由なのだから
責めようがない。

こぶたをバケツから取り出す事も出来ない3人だった為
隣のグループに入れてもらって、ヘルプと言う名の見学。

解剖に血が騒ぐ、という彼女が楽しく執刀してくれました。
医者などという職業は、えらいこっちゃ。と思うわ。
クリスマスツリーでも見て,気持ちを落ち着かせましょう。

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