深い深い、静かな瞳だった。
静寂。でも野性的。
引き込まれるよう。
言葉はいらない。
目が語る。目で語る。
考えて考えて、自分の中に溜めてしまうから、
時々誰かに話さなくてはいけないよ。と、最後に手紙であなたは言ってくれた。
ずうっと後になって、涙が出るほど嬉しかった。
yucoさんに会えたこと、感謝している。
胸につかえて言えないことも、
目で話が出来る。感じ合える。
それはあなたにも言える。
その瞳がすべてを包んでくれる、と思った。
目を見れば分かる。
だから私は嘘がつけない。
目が語ってしまうから。
母親は何でも見透かしている。お母さんはすごい。
って言ったけれど、間違いなくあの時、全ての感情を目が語っていたと思う。
苦しかった。言えないことも、言いたいことの悲しみも、切なさも。
お母さんの前で、いつか感情をあらわにして泣けるといい。
小さな頃、なんの躊躇もなくそうしていたように。
満たしたい。
満たしたい人なのだ、わたしは。
ウエイトレスをするのも、人の要求を頼まれる前に気づいて
満たしたい。水を注ぐ。
大地が枯れないように。心が枯れないように。
それが全てにおいての基本。
近所に引っ越すことになって、yukieさんが言った。
私の食を満たしておくれ〜。と。その言葉につきる。
引っ越しをして、一番最初に気づいたことだ。
大好きな、居心地のいいキッチンを失ったこと。
そこで作るご飯。一緒に食べる相手。美味しいねと笑いあう。
もう全てはそこなのだ。
「home」を失ったわたしたちは、やはり寂しい。
でもだからこそ、何が大切か、こんなにも知っている。
愛する人を満たしたい。
がうえにそればかりになってしまっていた。いつもいつも注いでしまう。
yucoさんから、自分のことにも比重を置いた方がいいと
何度も言われていたのに。天秤が傾いてしまっていた。
momo&toto
こどもとの会話は体で。
ずうっと恥ずかしくて距離を置いていたtoto君は、
いつの間にかわたしに足を絡ませる。
そう、触りたいのだ。言葉はいらない。
ぎゅっと抱きしめれば分かる。
ぎゅうっとすれば通じ合う。
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